工務店と一緒に
家を建てるなら、当たり前のことですが、良心的で優秀な建築家と工務店と組むのが最良の方法です。
理由は、とくに健康住宅の場合、協力してくれる建築家を選べば、建て主と一緒に健康素材などを徹底的に探してくれ、工事もきちんと行われるかを監理したうえで、建築的にも魅力ある住宅を設計してくれるからです。
それ以外に確かな材料をとことん吟味し、使って住宅を建てる術が今はまだないと言っても過言ではないと思います。
健康住宅に限らず、家づくりはよく勉強している建築家をパートナーにするに限ると思います。
その最大の理由は、良心的で優秀な建築家は、家族ごとに全く違うニーズと夢をもつ住宅というものを的確にかたちにする、特別な技能と知識をもっか、「正真正銘の家づくりのプロ」だからです。
例外もあるようですが、「正真正銘の家づくりのプロ」度では、工務店も、住宅メーカーの社員も、マンションデベロッパーの営業マンも、不動産屋も、優秀な建築家にはトータルではかなわないと思います。
社会における建築の意義を勉強し、「人間にとって豊かな空間とは」を常に考えて仕事をしてきた建築家の提案、アイデア、それをかたちにする能力は驚くべきもので、彼らの設計したオリジナルな家と出会う度に新しい感動を覚えるぐらいのレベルです。
それに比較すると、サラリーマンとして住宅メーカーに勤めている人や、不動産業の人たちは、とくにこちらが驚くような提案やアイデアをもっているというよりは、住宅や建築をよく知らないエンドユーザーと同じ視点や発想で、住宅産業に携わっているように思います。
それでいいというお客さんがほとんどなのだから、かえってそのほうが喜ばれる、素人のニーズにこたえられるのだ、と企業は判断しているのかもしれません。
企業にとっての一番の関心事は「いかに効率よく成績を上げるか」「利益を出すか」であって、精神的にも豊かで驚きさえある、「建て主のニーズごとにかたちが全く違うたった一つの空間を提供する」ことではないからだと思います。
広いリビングで犬と遊ぶ、芝生の庭にゆったりと水撒きをする、素敵なイメージの広告に惑わされないでください。
あの莫大なテレビ宣伝費の一部は、あなたに請求される「総建築費」の中に入っているのです。
皆さんも名前やブランドや見かけでなく、大勢が選んでいるからでなく、実態をようく吟味して、中身があるかないか、確かかどうかを自分で判断して、家づくりのパートナーを選んもらいたいと思います。
建築家について
細かい配慮と生活のツボを押さえた設計のできる建築家を選ぶ
健康住宅を建てるときにパートナーとして選ぶにふさわしいタイプの建築家と工務店について考えてみましょう。
建築家にもいろいろタイプがあります。
まずは、大学の教授をしていたり、公共の建物を手がけることの多い、いわゆる有名建築家。昔で言えば丹下健三先生や黒川紀章先生、今では安藤忠雄先生など、こうした有名な建築家なら一人や二人、名前をあげることができると思います。
有名な建築家は忙しすぎて、個人の住宅、それも予算が小さかったり手間のかかる住宅だったりするとほとんど受けてくれないか、こちらが期待する細かい配慮までがされた設計を望むのは無理ですから、健康住宅を依頼するには適していないと思います。
建築家といっても住宅をほとんど設計していない方もいらっしゃいます。
おもにオフィスビルや病院、店舗などを設計していて、住宅はあまりやったことがないというタイプ。
こうした人も、選ばないほうがいいと思います。
個人住宅というのは規模は小さくとも要素と満たすべき条件がたくさんある複雑な建物なので、住宅設計のキャリアがないと、住みやすい建物をつくるのは難しいからです。
家は毎日使うものですから、ほんの小さなこと、たとえば照明やスイッチ、コンセントの位置一つで、住みやすくも住みにくくもなります。
経験のある、細かい配慮と生活のツボを押さえた設計のできる建築家を選ぶに越したことはないのです。
デザイン性を最優先させて、つくる住宅を自分の作品として意識しすぎているタイプもいます。
このタイプの建築家には、健康建材を一緒に調べながらつくっていくなどという手間のかかる設計に興味がない人もいます。
当然ながら、こうしたタイプも、あなたの健康住宅のパートナーには向いていないでしょう。
建築家と工務店選び
健康住宅を建てるに当たって
健康住宅のパートナーとしては、どんなタイプの建築家や工務店がいいのでしょうか。
三つの条件について
①こちらの話をよく聞いてくれる人
健康住宅を実現するには、さまざまな条件を満たさなければなりません。
アトピーやアレルギーなど、こちらの病歴や体の状態を詳しく話す必要も出てきます。
そんな時いいかげんに聞き流したり、
「病気の話ばかりもう結構です。気にしすぎではないですか」などと、親身になってくれない態度をとるような建築家や工務店は、思ったような健康住宅が叶わないばかりか、パートナーとしてふさわしくないと判断したほうがいいと思います。
こちらの体の調子や、なぜ健康住宅を希望するかなど、しつこいぐらいに話を聞き取ってくれる建築家や工務店を選びましょう。
②勉強熱心な人
この条件も大切です。
世の中には、これだけ一般の人の間でもエコロジーヘの関心が高まっていても、時が止まったように時代の流れや最新の情報に無関心な人がいます。
建築家や工務店も例外ではありません。
有害な化学物質たっぷりの建材を何の抵抗もなく使っている建築家も多いのが実情です。
材料や成分が体によいとか悪いとかいう評価は、研究が進むにつれ、それ以前とはまったく変わってしまうことがあります。
そうした情報に敏感かどうか、開発されては肯定されたり否定されたりする新素材や工法などの勉強を常にしているかどうかは、とくに健康住宅のパートナーに選ぶ建築家として欠かせない条件だと思います。
そういう勉強をしながら、機能美のある豊かで新鮮な、魅力的でオリジナルな空間を組み立てられるのが、現代における優秀な建築家や工務店だと思うのです。
③住宅設計に実績がある建築家や工務店
この理由は前で述べた通りです。
以上の条件を満たす、良心的で優秀な建築家や工務店を味方につけるのとそうでないのとでは、家づくりはまったく違うと思います。
家づくりをしたことがないとピンとこないかもしれませんが、自分のに合う建築家や工務店を見つけて満足のいく家が建った後、この言葉を思い出すことと思います。
そしてその工務店に渕上建設がなっていると確信します。
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